慢性腎不全になったとみられるシャンの闘病日記

慢性腎不全であろうというのは、私の判断です。水を非常に多く飲み、尿 としてみんな出ています。
しかも、猫ならきついはずの尿のにおいがまったくしませ ん。そして、時を定めず、いきなり吐いています。
吐いたときのスタミナのロスが激しいせいか、一気に健常時の体躯の半分ほどに体重を減らしてしまいま す 。
それはもうBefore,Afterとして見れば歴然たる差です。

そのようなことが、たびたびあったことに気付きます。
ところが、シャンは毛づくろいが頻繁で、嘔吐は毛玉による腸閉塞かもしれないと思ってしまったのです。
確かに、それもあったかもしれません。緩下剤を使って改善されてからも嘔吐は続きました。
そして、注意力が一点にしか及ばず、いつもぼおっとしていました。
とにかく、多飲多尿、虚ろな状態でうずくまっているといったことから、尿毒症を疑い、慢性腎不全と判断しました。

医者に行けばいいのですが、どの猫も大の車嫌い。
道のりが15Kmあり、曲がりくねった山道のため、猫がパニックを起こして、余計に悪くしてしまうことが心配で、
よほどの意識 朦朧の状態でなければ連れて行けません。
それで、医師からこれならどうかという薬(活性炭素系のネフガードや腎臓機能維持の新薬セミントラ)を用いるようになりました。
その甲斐あってか、一進一退で今のところ推移しています。

経緯

シャン(メス白6歳)は、それまで何度か嘔吐しており、そのたびに憔悴 した姿をしておりましたが、過食症のためであろうと放っておいたのです。
ところが10月半ばごろの嘔吐は劇症で、朝のうちに大きな体躯をしていて、昼に姿をくらまして帰ってこず、どうしたのかと
ようやく夕方に道路端に出て、 シャンの姿を見たときは、体躯が朝の半分以下にまでなっており、身動きとれずにこちらを向いているばかりでした。
いったいどうしたのかと、その豹変ぶりに初めて衝撃を受けました。
抱えて家に連れて帰るときには、身体に力がなく、そのまま垂れ下がっている有様。
原因も何もかもわからず、ただ何かのトラブルがあったことは確かなようで した。

家で食事を取らせたり、サプリ投与で何とか一命をとりとめさせ、その後を見ていたら、嘔吐をして食べ物をすべて吐いていることが゜わかりました。
シャンにおいていちばん可能性が高かったのが、毛玉による腸閉塞でした。
毛づくろいばかりしていたし、毛玉サポート食のドライフードなど一切食べず、 ウェットフードばかり。
そこに、サプリのフェロビタを直接に口からは受け付けないので、ペースト状のそれを胴の脇に付けていたのです。
当然、毛も抜け一緒 に摂取してしまいます。食事が腸のどこかで進んでいかず、便に出ずに吐いてしまうことが考えられたのです。
腹を触ってみると、なるほど固いものが連なっていて、小腸か大腸に滞留があるのがわかりました。

医師に相談すると、毛玉処理のサプリのラキサトーンの紹介がありました。
それはすでに買ってあり、高いものですから断りを入れ、家に帰ってそれを栄 養サプリのフェロビタに重ねて投与しました。
その日の午後には、戸外で落ち葉の中にたくさん便をしているのを目撃。これで治るに違いないと安堵しました。

ところが、それでもまた翌朝には嘔吐の跡がみつかり、いったい誰の嘔吐なのか不明だった(ブーとトンが考えられた)のですが、
シャンにやはり元気がなく、 シャンに違いないとなったのでした。
よく注意して見ていなかったのですが、食事を取るだけでなく、水を大量に飲んでいました。
猫のギャル曽根とでも形容していたほどでしたから、餌の量もさる ことながら、呑む水の量の多さに気付かなかったのです。
この頃すでに、腎臓を患い、慢性腎不全になっていたものと思われます。
例によって、動物病院まで30分の道のりの曲がりくねった山道を、車嫌いの猫を連れていくわけにはいかず、
医師には慢性腎不全かもしれないとの見立てで、腎 臓機能維持のための新薬というセミントラ経口液と
活性炭で腸から毒素を吸着するネフガードをいただいて帰り、それからがシャンの闘病生活となりました。

使用薬品類

フェロビタ (これは6年前から イエローファットに罹ったブーの治療のために医者の勧めで最初に使用 以後ネット通販で入手 し続けている)
ラキサトーン (毛玉除去効果ありとして購入していたものの、使っていなかった これをフェロビタに載せて投与するようにした 緩下剤にもなる)
プロコリンプラス (10/14から 胃腸の働きと体調を良くするとかの評判で購入 効果はあります)
セミントラ (11/1から11/末 状態の改善よりも副作用が強いため使用中止 投与直後からぼおっとしている 最近できた新薬らしい)
ネフガード (11/1からですが、経口摂取がうまくいかず、すり鉢とすりこぎで粉末にしてフェロビタに付けて投与が成功)
純炭きよら (ネフガードの代用品 11/3から粉末にしてフェロビタベースで投与)
ビオフェルミン (12/3から顆粒粉末を他の粉末と混ぜてフェロビタをベースにして投与 小腸、大腸の働きを乳酸菌によって助ける 効果あり)
レンジアレン (12/4からフェロビタベースで投与 運動で発生するリンを腸から吸着して尿毒症を改善 活性炭と拮抗するので別建てで投与)
緩下剤ヨーピス内服液 (12/7に 12/25までまだ一回だけ 5滴投与のみ 便が出てしまえばあとは任意のラキサトーンという手で対処)
グランベリーヘルス (12/17深夜からフェロビタベースで投与 尿の出が12/15,16と皆無だったため尿路結石を疑い急遽調べて注文)
ネキシウム (私が常用している胃酸過多対処薬ですが、12/24から欠片をフェロビタベースで投与 多飲多食がセーブできて効果あり)
それから・・・私のゴッド・ハンドパワー と オーラパワー (効き目はけっこうあるみたいです)

シャンはまだ6歳です。あまりにも早い発症に、医師も別の病気を疑っておられたのですが、連れて行くことができない旨伝えて、やって参りました。
自己判断ながら、最初の判断は毛玉による腸閉塞、次に慢性腎不全となりました。
そしてさらに、多飲多食の傾向から、胃酸過多もしくは胃潰瘍もあると判断。
2017 年1月からのシャンの闘病日記は
ブログ記事のほうでご覧ください。

トイレを新調後、愛猫シャンのうんこが・・・1月5日に出ました (祝)
このころ、終日この座り方の恰好でうずくまっていることが多くな り、注意も虚ろで、尿毒症の症状が出ていたものと思われます。
この日は嘔吐を繰り返し、とうとう痩せ切って、
ほとんど死ぬ寸前 という状態になっていました。
この姿は両前足、両後ろ足を投げ出して、ちょうど
亀がその場にへたばっているような感じでした。
意識はまったくもって朦朧としていました。

ところが、医者に連れていくために、箱の用意をして、
それに乗せようとしますと、箱のふたを押し上げて
逃げ出してしまうのです。
二度もそんなことがあれば、余計に体力を無くす
ので、それ以上するのを諦めました。
危急の時は、シャンも意識がしっかりと戻るのです。
拘束がよほど嫌なのです。
それに、この家系は大の車嫌い、乗せただけで
パニックになり泣き叫びます。

そんなこんなで、10/31もまだこんな状態下にあった
とき、神戸のほうから妹の様子がおかしいとの
連絡が入りました。
翌11/1に出向かねばならなくなり、留守させました。
妹は自宅マンションで倒れ、意識不明だったことが
わかり、救急搬 送されました。
この写真は、搬送先の病院に着いたばかりの
ときに撮ったものです。

妹はしばらくすると意識の回復が見られ、ときおり
痙攣がありましたが、パーキンソンの症状と
わかりました。薬を飲んでいないからのようです。

医師の説明で、打撲のみの軽症とのこと。
MRI,CTともに取った結果だそうです。

それでまだ意識回復がままならぬままでしたが、
回復したら教えてほしいと看護婦さんに頼んで
帰り ました。

11/2に意識回復の報が入り、翌日行きますと伝え、
11/3に見舞にまいりました。
問題ない様子に、後はお願いしますと看護婦さん
たちに話し、帰路につきました。
シャンはその後、一進一退を繰り返しながらの
闘病生活になりました。

11月半ばの写真になりますが、これはシャンの
三つ子の兄弟のトン(オス白6歳)です。
小食ですが、健康そのものです。
これもトンです。小食で育っており、
道草をよく食べて、内臓の調 子がいいせいか、
がっしりとして太っています。
細長目の道草をしょっちゅう食べる草食獣トン。
体重も重く、まるで牧場の牛です。
これはシャンです。
とても痩せていますが、普段から大食漢。
このときの食事がおいしかったらしく、
顔を洗う動作をしているところです。

塩気のものが好きで、そもそもそれがよくないの
ですが、この時はサケ缶の出し汁でした。
具のほうは食べず、汁だけ飲みました。

塩気は良くないのですが。
生甲斐づくりに、ときたま与えています。
これも身体の手入れをしているところです。
前の写真の一分後です。
痩せてしまったシャン。
毛づやもあまりよろしくありません。

私のすぐ横に寄り添って、手当てを待っているところ
です。本当は何を要求しているか、まったく
わかりません。
痛いから来ているのか。
ただ按摩を待っているのか。
勝手な解釈としては、私のオーラパワーに
効果があると思っているのかもしれないと
適当な解釈をしています。
これもシャンです。
食事が何とかできるようになりました。
ギャル曽根的な過去があったことなど、
まったくわからないほど、食欲にガッツが
なくなっています。

それでも、高額の「銀のスプーン・パウチ」に
ようやく美味を感じたのでしょう。
以後、この手の食事に切り替えました。

今まで安いのばかリ食べさせて、食材の悪さに
配慮してきませんでした。
人間向けのものでも危ぶまれるのに、
動物の餌たるや、どんなんか、
配慮の足りなかったことを感じます。

いちばんいいのはドライフードなんですが、
トンとブーは有効成分さえも嗅ぎ別ける
かのように食べるのに、
シャンはほとんど見向きもしないので、
ウエットフードとその乗り換えで対処です。

これはトンです。表に出ると、必ず足元に
まとわりついてきます。 まるで犬のような。
そうです。この家の周りを警戒して回っています。
これはブー(オス黒7歳)です。
トンやシャンの伯父に当たります が、
9ヶ月しか違いません。

当初(2009年11月)、にかつての職場の知人が
3匹の子猫(生後一か月ほど)を持ってきました。
白2匹、黒1匹で兄弟で、白2匹の中に、オス1、
メス1がいて、その間に3匹の白(オス2メス1)が
生まれました。

先代の猫が、ブー、フー、ウーという名前で、
フー(オス)とウー(メス)が子猫三匹の父母です。

ウーはまだ生後9ヶ月ぐらいで子猫を出産したこと
になります。しかも、他所猫に襲撃されて、
破水したあげくの出産だったため、
子猫三匹はかなりの未熟児 だったと思います。

フーは子猫たちを嫌ったため、ブーが父親代わり
をしていました。
ウーは、子猫たちが3か月になるまで授乳しており、
子猫と母猫のサイズはさほど差がなくなるまでの
献身ぶりでした。
かなり太ってきていますが、嘔吐しだすと
また痩せてしまいます。
腎不全とは、そのような繰り返しをしていく
もののようです。

これはトンです。
シャンはまた嘔吐して、その後の状況です。
私のベッドに登ってきて、手当てを待って
いるかのようです。

私はシャンがなにをしてほしいのか、あるいは
痛いのかだるいのかまったくわからず、
掌を当て、背骨に沿って指圧したりしています。

これこそ手当てというのか、パワーの注入を見立て
ながら、私がもし神ならばお前は治る、
必ず治すと約束を与えました。

私にとっても、神かそうでないかの
天下分け目の試験の時になっています。
どゆう神??  それはいくつかあるんですわ。

しかし、私は手を当てる以外、何もしてやれず、
シャンは下に降り て、さも辛そうな 表情をして
見せました。

生きていること自体、こんなにつらいとは。
人間でも猫でも同じです。
私も、辛くなります。
また痩せてしまったシャン。
目も虚ろです。
同じ場所での前の写真と比べればよくわかります。
一回り小さくなったシャン。
外出しても、遠くに行くことを躊躇しています。
いつも礼儀正しいシャン。
私の部屋に入るときは、いったん外から声を
かけるか、私が気がついてから入ってきます。

12月2日、この日の朝も吐きました。

というのも、とてもむずがるので、医者に行くことを
決めて、シャンを車に乗せたとき、ドアをすり抜けて
出てしまい、森の中に入りこみ、
しばらく家に帰って こなかったのです。

運動量が多いと、尿酸値が上がるのでしょう。
それが脳神経に支障して、吐くようです。

しかし、吐けばそれだけでスタミナを消耗し、
一気痩せしてしまうみたいです。

よほどのグロッキーでなければ、医者には行けん
と思います。
こんなふうに、安静にしておかねばならないのです。
それでもまだまし。
良くない時は、座り込んだまま置物のように
固まって、目を半開きにして寝ています。
横たわっているのは、まだ調子がいい時で、
具合が良くないとこの ように正座して寝ています。
この姿勢も具合が良くないときで、特に痛みなど
がある場合のよう です。

後でお腹を触診したら、左わき腹にグリグリが
できていて、しばらくしたらそれは消え、
中に水風船のようなぶよぶよした3,4センチほどの
柔らかいもののあ るのに触れました。

それをやんわりと押さえると加減、小さくなった
ような。
それからシャンは、猫砂トイレに行って、
たくさん放尿しました。
もしかすると、水腎症で膨らんでいたのかも。
それからは楽になったようでした。

私も尿意があっても尿が出なくなり、水腎症の
ようで、片側が腫れて鈍痛しています。
前立腺肥大でしょうか。
私も医者へは行きません。
自発的に食事をねだりに来たシャンに、
黒缶パウチをふるまってい ます。
安心できるときです。
それからは、食事を美味しそうに食べていました。
このときの食事もちゃんと食べ、この後、
外出に向かいました。

私もブーの様子見のため出たため、シャンは
いつのまにかいなくなっていました。

外出すると日向ぼっこするのがいつもでしたが、
この日はずっと曇りがちで寒く、探しに出ると、
近くに居ました。
そこで手持ちの餌をやり、家に帰ることを促し
ますと、ついてきてくれました。

ところが、部屋の中が暑かったか、空気が
良くなかったか・・・
突然、また吐いてしまいました。

吐いた場所は三箇所です。

大便をしようとしてトイレにまたがるも、不発でした。

仕方なく、栄養サプリにラキサトーン(下剤)と
胃腸の調子を良くする薬と活性炭素の細粒を
混ぜて、脇腹に付けますと、、それをシャンは
舐め取って摂取しま す。
その後、当然ながら腹が減りますから、かつ節を
一本与え、サプリ を付けてやると、具合が良くない
時や、寒い時によくするのですが、ソファの上に
かけられた毛 布の下にもぐりこんで眠ります。

外敵の目を避けるためにやっているようで、
シャンも安心みたいです。

辛くしんどいシャンちゃん

猫砂トイレに、おしっこをいっぱいしています。
外にまで出てしまいました。
尿の通りがよくなったのか。良い兆しです。

たくさん水を飲みますから、何度もトイレに
行かねばなりません。

これはトンです。よく太っていて健康です。
小食ですが、道草を食べて、自分で健康状態を
調節しているみたいです。これも本能なんでしょう。
私は彼のことを、大国のトンちゃんと呼びます。
というのは、夢で出雲大社で出会った大国主さん
顔によく似ているからです。
いつもはドライフードの懐石と煮干しのトッピ ング
が主食ですが、不思議にも、ツナのライス添えや
ほうれん草添えのウェットフードも好みです。
ライス添えなんて・・・穀物の神様らしくていいでしょう。 が、ライス添えという品は製造中止になりました。
むかし、大ノ国というお相撲さんがいましたが、
トンは体格が似ていて、足に絡みつかれると
こけてしまいそうです。

出雲大社の夢が見られたのには、妹がくれた
ダウンシュラフが一役買っています。
こちらでダウンシュラフに包まれて寝て、出雲大社
で衾という軽い掛け布をはぐって起きています。
妹は我が神話にどのような役割があるのでしょう。
性格の似たシャンを妹代りにして大事にしています。

シャンちゃんは調子がよくなくても、食べること
への意欲は盛んで す。この性格のお蔭で
、命は今まで保っているように思います。
彼女が、病気してからというもの、なぜか
ものすごく愛しい気持ちになります。

シャンは私の言う言葉をよく聞き分けていて、
的確な返事を返してきます。しかし、私は
彼女の言葉は無論、猫全員の言葉も気持ちも
察してやれません。
情けない人間の飼い主は私ぐらいのものでしょう。

ネットでこんな記事を見つけました。

2歳の子供が昔飼っていたペットだったと話しだした

シャンはその昔、私の子か妻もしくは母だったの
かもしれません。
きっとそんな経緯の人っていますね。

バケツの水を懸命に飲むシャン。たくさん水を
飲んで、毒素を洗い流そうとしているようです。
しかし、彼女のおしっこには、ほとんど臭みは
ありません。さらさらの水のまま、出ています。

現在、ネフガードなどの炭素で腸から毒素の吸着に
当たらせていますが、大便が固くなり、
便秘になるという弊害があります。
それで、ラキサトーンという毛玉処理剤
(緩下剤にもなる)をフェロビタに付けて与えます。


すると、小さなうんこを猫砂トイレに発見。
しばらくぶりで、かなりの便秘だったのです。
水は大量に飲んでも、大腸にまで行っていない
のでしょうか。

非常に硬くて真っ黒です。
炭素剤を与えているせいかもわかりませんが、
血液が混じっているかどうかの判別はつ きません。
医者に持参したら、うちでは血液の分析は
していないと断られました。
便秘ならと、小瓶に入った緩下剤の薬液を
勧められ買いました。ヨーピス内服液です。
手持ちのラキサトーンとこれで何とかなるでしょう。


ずうっと調子の良くない雰囲気を漂わせています。

戸外に共に出て、自然にトイレをさせました。
ところが大便は無論、小便も出ていないようでした。
これはたいへんです。

そのくせ、食べる方は食べます。
おいおい、うんこを出してからにしてほしいんだけど。

食べたら、いつもの場所でぼおっとしています。
この座り方でじっとしているのは、どこかお腹の
具合の問題のようです。
それは、硬いうんこ。まだどれだけ詰まっているやら。食べただけの分が固まっているに違いないです。

しばらくしたら、食べたもの全部、またもや
吐いてしま いました。
さぞ苦しいでしょう。
尿毒症と便秘による挟み撃ちみたいな感じです。

しばらく戸外へ行った後、戻っていつもの場所に。
やや憔悴しましたが、このしばらく後に、ブーが
やってきて食事したときに、シャンもちゃっかり
食べています。
この後、猫砂トイレで小便をこきました。
分量は少なめでしたが、一安心と言ったところ。

問題は便秘です。
医者からいただいた緩下剤ヨーピス内服液を5滴、
好物のサバ缶出し汁に混ぜて投与。


日付が変わった早朝。食欲は依然としてあります。


ラキサトーンとヨーピスのお蔭か、トイレには
うんこの大きいのが 認められました。
いい兆候です。

さすが、こんな自然体で寝ているのは、
なかなかなかったことで す。
便秘の苦しみがあったみたいです。

さらに食べる。
本領発揮のシャンです。

夜じゅう、しっかり寝て、朝もまだこの調子で
寝ています。
ああ、やっとシャンにも幸せが・・・


トイレにはたくさんのうんこが砂に隠されてありました。
頑固な便秘はなんとかなりました。
しかし、腎不全のほうは治ったわけではなく、
長く保たせることをしなくてはなりません。

お腹の不調もいくらか改善されて。

気分の良い食事になっているようです。

こうなれば、どこでも食事です。



これはトンです。
大国主さんらしい優しい上から目線です。

シャンとはたまに出会って、鼻を突き合わせる
だけで、ぜんぶ読み取っているみたいです。
猫のコミュニケーション方法はテレパシー??
人間が遠い昔になくした能力です。

シャンが外に出て、木の幹で爪とぎしています。
まだしも調子がいいひとときです。



久々に路上で転がって、私の関心を引きます。
可愛いものです。


健常な時はいつも行っていた山側の土地に
向かうシャン。
久々に出向きます。

トンもシャンの様子を見に来ています。

午後になって戻っておりました。

深夜も食事はします。



母猫のウーにときおり似てくるシャンです。
ウーが掛かっているのかもしれません。
むくんでいるのかもしれませんが。

 母猫ウー

ああ、また吐いてしまいました。


気分が良くないため食事もできずにただ眠るシャン。

ぼおっとして、まんじりともしないシャン。

翌日になって
いくぶんか調子が戻りました。

食欲もしっかりしています。
食べることに精魂傾けてきたギャル曽根猫
シャンは、こうして生きるガッツを得ています。

水はいろんな場所にある小さめの容器ですが、
いちばん大きいのは バケツで、なみなみ入れて
いる水も、どんどん減っていきます。
2日で鍋半分ほどは飲んでいますか。

尿での濃縮がうまくいかず、水がそのまま
尿になるようで、臭いがありません。
それでも本能的に脳と体調の維持のため、
水をたくさん飲んでいるようです。

高いところから下を見ているシャン。
下にはブーがやってきていて、食事をしています。
シャンもきっと、食べたいのだと思います。
さっき、食べたところだというのに。
この食い意地が、小さい命を繋がせています。

いちど他所猫とともにあったブー。
お里が知れて、食事を出してもらえなくなり、
日に1〜3度、私が食事を用意しています。
今は、怒られない程度に他所様のところに行き、
向こうにいる家族と会っているようです。

向こうには黒猫がたくさんいます。
ブーが残した子孫でしょう。
向こうの奥さんからそうだと言われています。
片足が不自由なメスの黒猫がいて、
ブーのお相手だったそうです。
そのメスの黒猫もこの世を去ったと聞きました。
ブーもそろそろ隠居を思ったようで、うちに必ず
顔を出すようになりました。

向うの奥さんはとてもいい人で、猫の数は約20匹、
死んだら別のが産まれて、およそ一定している
とのことで、どうってことないよ、と仰ってました。

その奥さんもこの4月に亡くなられ、旦那さんが
猫の世話を引き継いでおられます。

その頃、トンは私のベッドのコタツの中で
ぐっすり寝ていました。
もし起きていたら、ブーと大喧嘩になるかも
しれないので、これでいいのです。
いまトンはいちばんの巨体で、私でも足に
絡まれたら身動きできなくなるほどです。
小食でドライフードが主食、そして外で道草
(龍の髭系の)を食べて、体調を整えてきたようです。

ウエットフードの好物はピュリナのツナのライス添え
だったのですが、製造中止で、ツナのほうれん草
添えに代えています。
米と草が好物というトンは、大国主さんとこから
偵察に寄越されているみたいです。
私は穂日なもので。
しかし、ブーとは宿敵のようになっていて、私としては
両者とも大事な猫なので、いつも喧嘩の仲裁に
入っています。私も疲れます。
ブーは天津神系なのかもし れませんね。
両方に在籍する穂日の雛型の私はホント疲れます。
メルヘンに生きる私の空想世界を形成する
一コマと思っていただけたら幸甚。


サバ缶の出し汁、肉少し付きを食べて、
美味しかったというしぐさ をしているシャン。
出し汁は塩気が多いので、腎臓には良くないのです
が、生甲斐作りに日に2度ばかリ与えています。


食事もさほど摂らず、気分が悪そうなシャン。
実は前日から排尿の跡がどこにもないのです。
うんこのほうは出ています。
尿路結石の可能性があります。
おなかが痛くても、わかってやれないのは人間の
私です。神なのでは?? はい只今、テスト中です。

朝一番に、尿路結石を緩和するサプリをネットで
調べて注文しました。グランベリーというものです。


尿毒症のためでしょう、猫砂トイレの横で、
また吐いてしまいました。
トイレには前日から排尿の跡がほとんどなく、
少しだけ認められたのは、尿の生産はあるが
排尿困難のゆえでしょう。
これはえらいことです。完全にグロッキーなら、
医者のもとに運べるのですが、拘束をはね除ける
元気はまだあります。
対抗していたら、私の心臓がもちません。

食事はガッツで食べるも、痩せて苦しそうな表情の
シャンです。排 尿困難と結石で腹痛を起こしている
のでしょうか。
何を言っても、わかってやれない私がおります。

12/17 21時、宅配でグランベリーヘルス到着。
いつも最後に回されるのは、限界集落ゆえでしょう。
お礼にコーヒー一本付けているのですが。

早速に投与 粉末のためフェロビタに三段重ねして
胴体に付けると、シャンは舐めて取り経口摂取。
しかし、しばらく後に食後の物全部を吐いてしまい
ました。グランベリーは匂いがきついため、
ちょっとこたえたかもしれません。

おおーっ!! 結石防止サプリの効果でしょうか、
排尿の跡が。
おめでとう。シャン。

元気は乏しいものの、外出して階段を上るシャン。

久々に道路上で転がって見せてくれました。
心地よさそうです。

その後、向こうのほうに探検に出かけました。
まあ、これぐらいならいいでしょう。
またすぐ家に戻ってきますよ。

その少し後にブーが向かいました。
この200m先に他所猫たちの居場所があります。
ブーの家族のいる館が。
毎日1〜2回以上は通った道。
人間に直したら、ものすごい活躍をしたことになるブー。
シェーン、カムバックならぬ
ブー、カムバックのシーンです。


サバ缶の出し汁にご満悦のシャン。
生きていて良かったニャー のシーンです。

感謝の意を示してか、私のベッドに上がってきて
寄り添うシャン。
寝てたのを起こされて、ご飯を食べさせた後の
一コマです。深夜ですけど、私も2時間おきぐらい
にトイレ起きしてしまうので、これが日常になって
います。

あまり食べないドライフードをこの機会に与えて
みました。
ほんの少しですが、食べています。
これからは、この方向に行ってもらいたいのです。
というのは、ドライフードなら、保存期間が長く、
しかも栄養バランスがいいからです。
下部尿路に配慮してあり、毛玉サポートの
オプション付きもあります。
加えて、食糧難で原材料が途絶えたときでも、
保存の効くドライなら後々まで利用できますから。

体躯もようやく維持できてきました。
腎不全は変わらぬものの、吐くことが少なく
なりました。
炭素剤ネフガードとレンジアレンの交互使い分け
をして、尿毒症状を緩和させています。
調子がいいと、外出もしています。

うんこも食べた分量に比べて小さいながら、出て
いて、排便の困難 もなくなっているようです。


掘り起こしてみれば、おしっこ玉がいっぱい
埋蔵されておりまし た。
大小便とも、いいんじゃないでしょうか。

今回の医療薬スタッフです。
上から
ビオフェルミン・・・胃腸の具合を整える
ネフガード・・・毒素を吸着して便にする
プロコリンプラス・・・胃腸の調子を良くする
ラキサトーン・・・毛玉処理、緩下剤
フェロビタ・・・栄養補給
レンジアレン・・・リンを吸収し尿毒症を改善
グランベリー・・・尿路結石予防、緩和

グランベリーの容器を出していませんが、中身は
どちらもよく似た色のレンジアレンと混合しています。
グランベリーは私も服用してみまして、確かに
尿の出が改善するように思いました。

これ以外に緩下剤ヨーピス内服液があります。

食いしん坊だと、床に落ちているちょっとしたもの
でも、味が良け れば食べてしまうみたいです。
こんなふうにして、予期しない毒物を摂取している
可能性もあるわけです。

掃除したほうがいいに決まっていますが、掃除機が
重いため、箒ではいて塵取りで取るのみです。
何がカルパックじゃいと思います。
日本の技術力も低下していませんかね。
宣伝文句で釣るようになっては。

シャンが自発的にドライフードを食べています。
こんなことはなかったことで、少しは味がわかって
きたみたいです。

ドライフードは猫全員の共用食として置いています。


おしっこ玉は大きいのがたくさん出ていますが、
うんこ玉が昨日、 一昨日あたりから生産されて
おりません。
また便秘しているようです。
ラキサトーンは与えていたのですが。
まあ、もうひとつの緩下剤があるので、心配はして
いないのですが、おしっこ立てればうんこ立たず、
うんこ立てればおしっこ立たずといった、
バランスの取れ ない日常が続いています。
しかし、吐くことがなくなったように思う
(外で吐いているかもしれないが)ので、
経過のほうはいいかと思っております。

23日の夜になって、ついにうんこをひねり出しました。
やや多めで、お腹の負担が軽くなったと思われます。
さぞ快眠してくれるかと思いきや、夜中じゅう
まんじりともせず、次の食事を待っていたようで、
私が約2時間弱ほどでトイレ起きするたびに
やってきて、食事 をせがむのです。
水もバケツに首を突っ込んで飲むのは、腎不全
ゆえ仕方ないのですが、高価な食材がどんどん
減っていきます。

便秘解消で多少は楽になったかと思うのですが、
どうしたことかと考えてみれば、もしかしたら
胃潰瘍や胃酸過多があって、胸やけを鎮める
ために多食になっているのでは、と思いました。
人間でもあることなので。
特に私は、かつて胃潰瘍でそのようでしたから。


昔は胃酸を鎮めるためにH2ブロッカーなどを使った
ものですが、 効き目は短時間で持続時間は不定。
最近は特効薬があって、一日の最初に必要量
飲めば、まる一日効いているという、ネキシウム
という薬があり、私はすでに長期連用しています。
これの欠 片を取りすりつぶしてフェロビタをベース
にして与えますと、30分後ぐらいに効き目が!?

本当なのかどうかまだわかりませんが、いきなり
ぐっすり眠ってしまいまして。
死んでしまったのではないかと懸念しましたが、
起こしてみればまた食事をねだったので一安心。
食事を食べてまた眠ってしまいました。

お腹の重苦しさや痛みが消えたからかもしれません。

食事量はそれほど変わらないものの、必死になって
せがんでくるよ うなことはなくなりました。
やはり、胃酸過多による重苦しさがあったのか
と思います。

水を飲む分量が少し減ったように思いましたが。
もしかして、不治の病の慢性腎不全が改善??

もしそうなら、私は・・・神だ、となるのですが。

けっこう太ってきています。
吐くようなことは、家の中では目撃しておりません。
吐いた痕跡がひとつありましたが、内容物から
すると、トンかブーのようです。
ブーが最近、血の混じった胃液を吐いていて、
こちらのほうも心配。
トンとの大喧嘩に神経がまいっている気がします。
トンには、父親代わりだったブーの功績を伝えて
いるのですが、言葉を理解できないようです。
ブーにはヨーグルトを食べさせて、様子を見ています。

いぜん、水をよく飲むので、朝いちばんに
ネキシウムを再度投与しました。
すると昨日のように、よく眠っておりました。
胃酸の具合がやはり。
私はネキシウムを連用していますが、シャンも連用
させることになるのか。
ネキシウムを飲む猫なんか、本邦初ではないかと
思います。

ああそれでも、水はいっぱい飲んでいます。
腎不全のほうは、治るのでしょうか。
ゴッド・ハンドはどうなるのか。
試験は続いています。

26日夕刻のシャン

27日深夜のシャン

28日未明深夜のシャン

28日朝シャン

28日朝の収穫
銀玉たくさん生産
なかなか好調ですかね

好調持続かと思っていたら、通路で吐いていました。

私もシャンの病気の肩代わりを約束したため、尿が出ずに腎臓が腫れて腎盂膀胱炎の感じで、病院に行きますと、うちでは泌尿器の病気は扱っていないからと、 門前払いされてしまいました。
もし何かあったときには責任が持てんとのこと。
抗生剤なりなんなりを処方してもらいたかったのですが。
この地域の病院は構えは大きくても藪医者ばかリでアカンという定説通りの有様です。


それでも食べるガッツは維持しています。

大柄ですが、やせ細っていることがわかります。

29日未明のシャン

これはトンです。
ドライフードの「懐石」をメインにして、体重を維持しています。
重さ15Kgほどあります。
シャンは3Kgほどです。

サバ缶の出し汁を飲んだ時のシャン。
よほど美味しいらしく、いつもこのしぐさをしています。
顔を洗っているつもりなのでしょうか。

満足スタイルのシャン

30日未明のシャン

これも30日朝シャン

この後、私は他所の町の大病院に行きました。
すると、すでに正月休みにはいってしまっており、
仕方なく救急医療を受けることに。
なんとか一週間分の抗生剤レボクインを入手できました。
これで何とか正月は超せると思います。

31日朝のシャン

しかし、シャ ンは食べる食べる食べる食べる、千と千尋の顔なしそこぬけの大食漢ぶり。
そして水を飲む呑む呑む呑む、これは病気ゆえ仕方ないにしても。
それでも、痩せたまま。

さっきもおしっこの次はうんこを大量生産して、今時は閉め切って夜中ストーブしていますから、家じゅう臭いにおいを蔓延させております。
夜中どころか、昼間もストーブの火を絶やしたことがありません。
それもこれも、シャンの病状を気遣えばこそ。
お蔭で、シャンは元気元気。どこが病人じゃいという、その私こそ尿が出にくく、腹痛すら発症して、重病そのものであります。
私はうまく正月が越せるのか自分の身を心配。
私にもしものことあらば、シャンもトンもブーもほどなく骨になるしかありません。
しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん。肝心かなめの私が倒れかけています。

大晦日も22時半になって、ブーが食事にやってきて、そこそこ食べて、ご祝儀のチャオささみ・かつおミックス味を一本食べました。
シャンも同じくささみを一本、ちゃっかり同席して食べております。
ブーが出て行って後、トンが押入れの寝床から出てきて、いつものドライフードをかじり、私がチャオのかつ節・かつおミックス味を一本ご祝儀に。
トンもトラブルにならない配慮をするようになっています。

みんなそれぞれ大晦日のうちに正月のおめでたを祝いました。


シャンは危篤状態を脱してから2か月が経ち、慢性腎不全の症状を保持しながらも、新年を迎えることができそうです。
ご精読ありがとうございました。
来年もまた、シャンの闘病日記を書き綴って参りますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは、読者の皆様、どうかよいお年をお迎えください。
もりのおくんど 2016年12月31日 記す